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![]() ちょっとよいことがあった。 それでそのことを一人お祝いすることにした。 なんか自分への褒美、 まぁそれこそ釣り人には釣りに行くことか 釣竿とか、そういうことです。 藤田オカモトは後者を取りました。 って言っても、そんな高価なものはもう要らない。 イメージを釣り上げるのには、そこに何かワクワクするプロセスのあることが 大事になる。 というわけで、いつかは手に入れようと思っていた 小物フナ竿、それも小継ぎの和竿などを記念の品としたく 久々ヤフーオークションに臨みました。 ![]() ![]() それはそうと、 この夏は本当に蒸し暑さが身体に応えたようで しっかりと夏バテをしました。 珍しく藤田オカモト、公園でストレッチの最中に蜂に刺されたりもしました。 そのあとしばらくして、ある朝とびひ(伝染性膿カ疹)にもなり しばらくはぐったりです。 抗ヒスタミン薬を一日に何回か塗り そのたびシャワーを浴びてTシャツを着替えますが、 このむしむし陽気でお洗濯も重労働です。 ギャラリーではゲネプロの立会いとか、主夫が写真を撮って ブログアップ、サイト開示なーんてやっているわけで、 展示が終われば終わったでギャラリーをエイヤと大掃除ですから すごくしんどい夏でした。またすこし痩せた。 家の者も腸に来たり・・ ムスメはムスメで突発のアルバイトに出動。 家で頼れるのは自分以外にいない晩夏の主夫。 この晩夏の主夫というイメージは釣り人のイメージとは はるか遠いものなんですけど、 それでもなんとか時間を捻出して行きました・・ が、クロダイ不発。 なぜか冬の釣りモノのサヨリなんかかかってきて お刺身にしましたよ疲れているのに。 でもつくづく本当に体力がなくなったな。 50代半ば過ぎると音を立てて瓦解してゆく感じです。 一度釣りに出かけると1週間ぐらい疲れているしなぁ。 そこにはあんまりイメージの物事はないんです。 そういうの良くないですね。 なにせイメージを釣りに行ってるんですから。 ![]() いいこと、というのは まぁ人に堂々と言うことでも ない感じなんで言いませんけど、 何かそのことを憶えておきたいので 記念の何かとは考えたんです。 で、ヤフオク。 ヤフオクを眺めるのもなんとはなし日課みたいになっています。 ちなみにタナゴや小鮒などの川の小物竿は その筋の趣味なもので、 和竿となると正価では結構高価なものが多いのです。 藤田オカモトはそういった粋人でもなんでもない ただの西荻の零細ギャラリーおやじですから 狙いはもう当然中古限定! この釣竿の中古ってぇのが難しい。 この小さい「ぇ」が入ると 西荻おやじでもすこしは粋人ぽく色めくから不思議。 そう。中古は先人のクセが入っている。 その上多くはキズモノである。直せない傷だと致命的。 何せ相手は竹なので、普段使っているカーボンとは事情が違う。 ただそこもイメージの中にあるんです。 そこが面白い。 いろいろ見てみる。 この竿は10尺で3000円スタートか、とか 重さは120gか、とか継ぎ口に割れあり、だから1500円なのか、とかとか。 それで沢山見ていると なんとなくどういうのが良くて、どういうのがどうしようもないか なんとなく解かってくる。もちろんオークションだから賭け。 どうしようもないものをつかまされる確率はかなりある。 うーーん。家内に指南を請う。 家内はこういったオークションの見立てが好きで 成功も失敗も経験している。 もともとスポーツをやっていた人生が勝負事を好む性格を 培ったようで、勝負勝ち負けの一切駄目な西荻おやじとは 好対照を成している。僕は賭け事がホントにダメです。 それで何回かオークションに最後までお付き合いした案件も 最後の最後、ほんの一分くらいで相手に持ってゆかれてしまった。 「うーー。難しいなぁ・・」 「こういうもんなのよ。だからいくら出すかは決めておくしかないのね。 その範囲の中の駆け引きを楽しむ。熱くなっちゃ負け。勝ち目がないと思ったら さっさとやめるのね。でもみんなどんぐりの背比べで少しでも安く落としたいの だからあのマスゾエってやつは、みんなのそんなささやかな夢をブチ壊す とんでもない男だった訳よ」 いつになく饒舌だ。 いつもはあんまり文章を喋らない単語のヒトなのに。 ヤフオクは怖ろしい。 で、まぁ出しても3500円(送料別)というあたりに照準を定めました。 相当クソ安い相場です(新品で普通に買うとだいたい2万から3万ぐらいするのです)。 ![]() ![]() それにしても こんなに過ごしにくい夏は かつてなかったように思うわけです。 本当にきつかった。 東京は住みにくくなりました。 スポーツ勝負魂に目覚めた家内も同感のようで 年々東京は住みにくくなっていることに共感しています。 それは二人とも確実に体力減退、老化してきたからです。 「この竿。 この継ぎ口の割れている九尺の七本継ぎ。この小鮒竿を持ってして しばらくヤフオクは終了だ」 内心、3000円まで出すことにした。 当然オークション終わり間際、プロ筋が参入してきた。 せり出した。1100円が1200円、1400円と動いてゆく。 僕は勝負は苦手。と家内。 「いくらまで出すの?」 「うーーん・・どうしよう・・2500円」 「相手がそれより上げてきたら?」 「うーーん・・」 「3000円ね!」 「はい」 こういうのに自分は本当に弱いと思った。 あと終わり1分、そう思ったら3分に伸びる。「えxx?」 「こういうルールなの。オークションて。ぎりぎりで競り合うようにできてんの」 「なんかいやだな・・」 向いてない。 早く終われ。 家内は無表情でしばらくして2520と打ち込んだ。 これじゃ家内がやっていることになる。なさけねー。 ・・・ 向いてないことはあんまりやるものではないなぁ。 つくづくそう思いました。 ![]() ![]() 数日後 初めての競り勝ち和竿九尺が家に届きます。 結局1800円で相手は降りました。 送料あわせ約2500円。目論んだ予算よりだいぶ安く買えました。 梱包を解いてみて驚いたのですが 確かに割れ筋、ひびはあるものの とても華奢で、それはなんというか専用の端正な和竿袋に入った工芸品。 箸のように繊細な小継ぎの時代物です。 どうも関西の品らしい。竿に反りはなく、ぴんとして、なにより軽い。 その軽さと、仕上げの端正、その上での時間経過にちょっとびっくり。 「これ、中古なんでしょうけど なんかヤフオクの写真よりずっといいモノだね。お買い得なんじゃない?」 勝負魂がそんなことを言って笑った。 つないで振ってみると継ぎ口に鳴りはあったが、縦筋にわれを修復すれば 納まりそうだった。割れは経年釣った証しでしょう。そう思うことにします。 いいものを買ったようで。 これから待ち針使って繊細なエポキシ修理、 そのあとにしっかり乾燥させて、竿油。 そうすれば、現場復帰か九尺くん。復帰現場はどこがいいかな。佐原のどこの水路がいい? イメージが始まったな。 ![]() ![]() ▲
by fujita929
| 2016-09-15 13:26
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