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![]() 毒野キノコはこのマーク です。詳しくはプロフィール などご覧ください。 ツィッターはやってません。 それにしても暑い。 暑さを言い訳にしていい気がしますね。 こんなの珍しいもんね。 それで、床に寝っころがって録画しておいた「龍馬伝」なんか を見ていた。家族は実家にさっと消えて。 ここのところ、やはり寝っころがって太宰治を読んでいたので、 「龍馬伝」を見るなり「ははーん。これは走れメロスだな」って思いました。 走れメロスは優れた短編として教科書にも載っていました。 のちに斜陽やら人間失格を読んで 同じ作家の作品とは思えなかった記憶があります。 それでまぁこういうふうに、うだる暑さを言い訳にするしかないような夏、 改めて読み返してみると「ああ、やっぱり太宰治が書いたんだな」 といい歳をして理解します。 短編の傑作、省略法の極み。龍馬は信条を持ち友情に生きるメロス。 でも、今読んで面白いと感じるのは やっぱり人間失格や東京八景のような随筆的堕落私小説を読んだから であるな、と「龍馬伝」を床から見ながら思いました。 ![]() ![]() 毒野は龍馬伝の 武市半平太と岩崎弥太郎の龍馬をめぐるやり取りが 面白くて、このドラマを見ていました。 第二部最終回は圧巻です。 それは龍馬自身とは全く趣きを異にして面白い。信条ゆえに 壊れてゆく人の過程が、どこか融通の利かぬナルシズム文学と だぶって悲しい。しみじみ人間は愚かだなってことを 感じ入るドラマ。本当に物悲しい。 ですから、福山龍馬はとにかくメロスになる。なってしまう。 格好いいんだよな。走れ龍馬!か。 ただなぁ・・って思いますね。時にメロスの、 なんかどうしようもなく破綻した性格性癖なんかも描いてほしいなって 毒野は思うんですねー・・。 みんなそう思わないのかな? 実際の坂本龍馬は妻のおりょうと霧島高千穂峰は「天の逆鉾」を訪ねた際、 「この鉾を抜いちゃったら、なんか祟りが起こんのかなーー」 とかいって、二人して抜いちゃったりしたらしい。 神を奉ったサカホコを誰も見てないからって抜いちゃう夫婦というのは とんでもねー夫婦といえる。当時にして、ノリピーびっくりだ。 NHKはまじめですね。なにかと、少し重苦しくなりがち。 でも、そんな中にあって 半平太と弥太郎、龍馬の幼なじみという絆は、ほころび、とは言わないまでも すごく人間むき出しの関係が描けていて、泣けた。すごくよかった。 薬物依存の作家が愛人と心中に失敗した時、 メロスの骨格が妙に浮かび上がる。 その奈落の果てに、自分でも説明のつかない再生の力が訪れて その後、人間のクズと自称しながら ひたすらに書き続ける東京の一風景。その八つのひとつが自分だと 「東京八景」で書き記したナルシズムは、自分への絆なんだろうなぁと、 毒野は床に寝転がって夢想します。 それにしても暑いから、 ノコノコと起き上がって、PCにてユーチューブ開きます。 モノは考えたくない。 それで、なーーんか出てきたのは、ヴィレッジ・ピープル。 ![]() ![]() ![]() もう、すんげー昔の曲。 毒野がこんなふうにその後 エイゾー仕事なんか するなんて 全く想像すらしなかった頃の 暑苦しい大ヒット! 「マッチョマン」は何もこんな時にバカヤロ的に暑苦しいけれど、 とにかく当時ビレッジ・ピープルは洒落が効いてました。 That's DiscoSound!! ビバ!ツバキハウス!! 5人はゲイで、それも人種は関係なく、職業も不問。 道路工事夫OKインディアンOKバイカーOK白人OKロークOK でもって、なんでそういう人選なのか、全くその根拠が 計りかねるボーカルグループはなんと今も現役だそうです。 ゲイっていうのは、ウソなんだろうね。 そういうプロモーションが面白かった。ゲイってこれかって思いました。 それで、このクソ暑いさなか、 あえてこの曲を聴くと、 「自分でも説明のつかない再生の力が訪れて」 私は床からむっくりと起き上がる。ぜーぜー。 今、改めて聴いて、良い曲なんですねマッチョマン。 サビまで引っ張る引っ張る引っ張りぬく。 そしてサビ。スカッとするね。こういう曲、今少ない。 世界的ヒットYMCAもいいけど、イン・ザ・ネイビーもいいけど、 毒野はマッチョマンになりたい!!もう一回いくぜアイコン! ![]() ![]() ![]() ふと、メールを見ると 京都の仕事仲間から「8月に僕もギャラリー開業しますー!」っていうメッセージが 届いた。毒野の人生、今このムシアツ猛暑の最中運勢ド停滞ですが、 マッチョ毒野はTake-Twoにエールを贈りたいと思います。 皆さんも床から起き上がってクリックしてみてください。 おしゃれなホワイトスペースが浮かび上がることでしょう。 ![]() 龍馬伝と 太宰治と マッチョマン。 そう。メロスはきっとマッチョマン。 同軸でぐるぐる巡る。暑さにせい? タケムラさんの人生テイク2は来月ヨーイスタート。今週末、 がらんはオリジナルアパレル一点もの展。素敵な自然素材のやわらかさ。毒野もほしい。 こちらもクリックしてください。 ああ、なんか少し元気が出てきたかなぁ。 ここいらでひとつ、ビレッジ・ピープルみたいな洒落た夕立が ためらいなく景気良く、龍馬ぁ!って感じでざぁっと ・・来てくんないかな。 ![]() ![]() ![]() 酷暑折り、皆さん、お元気ですか? ![]() こちら、西荻ギャラリーブログ西荻路地裏通信もどーぞ。割引きキャンペーン実施中! ▲
by fujita929
| 2010-07-26 17:54
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![]() 残念ながら私毒野キノコは ツィッターをやってませーん。 このブログは毒野本人が やっています。プロフィールなど ご覧ください。ご報告まで。 ひょっとして、関東梅雨明け?というモードの日々、 二つの本を読む。夜も猛暑だ。 ひとつは去年出たルポルタージュ「ネトゲ廃人」 ひとつは太宰治「人間失格」 急に猛暑となったこの頃の深夜に目が覚めて これらを読んでいました。 「ネトゲ廃人」と「人間失格」は、両者ともこの人間社会にうまく 馴染んではゆけない人のサンプルです。 正しくは 「ネトゲ廃人たち」と「太宰治・大庭葉蔵」と表記すべきかもしれません。 社会が規範というよくわからないものに囲まれて成り立っている中で この両者は時代変われどその枠に うまく入り込んでいけない困った人たち。 でまぁ、人は多かれ少なかれそういうところは 誰しも持っているわけですが、 その極端に困ったちゃんの例がこの二冊に描かれていますね。 ネトゲの人は文字通りネットゲームの中にだけ生きている。 パソコンの中が生き生きとしたネトゲの方たちのココロの住家。 大庭葉蔵はそのナイーブすぎる感受性ゆえに、道化を演じる自分という 枠の中に縛られて、他人との関係を歪めてゆく・・。 毒野はそれらの人々の生き方を読んでいて 「なんでまぁそうなっちゃうのか」との感慨を抱きつつ この蒸し暑い夜にココロの過ごしやすさとはなにかな と考えながら、ようやくうとうとします。 ![]() ![]() 大庭葉蔵は、誰しもが、そこに行ってはいけない と判っているところに行ってしまう。ネトゲな人々も そこまで入り込んではいけない、というところまで行って ネトゲ廃人となる。 ただ、大庭葉蔵の話を読んでいる毒野は決して暗い気持ちにはならない。 翌日には西友に買い物に行く。この頃いつもクレイジーケンバンドが 流れていますね。 クレイジーケンバンドを知ったのはアキ・カウリスマキの映画 「過去のない男」でした。その挿入曲にココロ惹かれます。 記憶喪失のマルック・ペクトラが寝台列車で自分の家に帰るシーン。 なぜか食堂車で、彼は寿司を食う。日本酒を飲む。SUSHI&SAKI。 2004年ごろ見ました。 その頃は、クレイジーケンバンドもメジャーじゃなかったように思います。 そんなケンさんの声が西友でがんがん流れているわけです。 ま、人生先行きどうなるかはわかんないな、ってことですか。 同時に流れていたのがスタイル・カウンシルの 「マイ・エヴァ・チェンジング・ムーズ」っていうのも、西荻だな。乱暴だな。 たしか1984年ごろのヒットだ。懐かしいったらありゃしない。 それが西荻西友でクレケンに続いて流れるのは、どうなんですかね。 暗い気持ちではない。・・でも、 ネトゲ廃人を読んだときは、ものすごく暗い気持ちになりました。 ![]() ![]() でまぁ、この二つの本は社会との関わりが上手くゆかない人間像を 描いていることは共通しているけれど、 人と接する、接しないという点において 対照的なありさまが読み取れるわけです。 ネトゲの人々は徹底して、人間との生な関わりを排除しPCの中に生きて破綻する。 大庭葉蔵は徹底して、人の情というものに関わりながら堕落の末、自己嫌悪と 欲望にさいなまれ破綻する。 どっちも最後は立ち行かなくなるんだけど、 大庭葉蔵は人間と関わりすぎだ。でもご本人は全て虚偽の関わりと心で嘆く。 しかしながら、女にモテすぎ!! ![]() ![]() だから悲劇感がどうしても薄い。 この頃は「モテキ」なんて言葉があって、誰しもモテル期間が 設定されているという。そんなことはウソである。 そんなことが本当ならネトゲの人々はマジ怒っちゃうはずだよ。 この世界にそんな公平性はない。 だから、公平じゃないとして、なんとかネトゲ側をもう少し明るく 感じる方法はないものか。明るい破綻のテーマ。 まあ、アニソンなんかがそういうことになるのかなー? というわけで。 毒野は大庭葉蔵のテーマには意外にも明るい曲がいいって考えました。 なーんて猛暑の中。 それはクレイジーケンバンドがいいし、ポール・ウェラーもいいですね。 でもホント、久々に聴くポール・ウェラーはいい。 この曲を聴いて人間失格を連想したりは西友の功罪。 今、「富嶽百景」に続き、「東京八景」に突入。 しかし、ネットゲームから抜け出したリアルっていう現実世界 (かの人々はそう言うそうです)は、 暑い。 ![]() ![]() ![]() ![]() 西友の中は涼しい~~~ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こちらの西荻猛暑の西荻路地裏通信八月いっぱいの予約は割引きキャンペーン!! ![]() ▲
by fujita929
| 2010-07-17 19:23
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Comments(0)
![]() すいません。 残念ながら僕毒野キノコは ツイッターをやっておりません。 このブログや CMの演出などはしています。 プロフィールをご参照ください。 すごく、蒸し暑い。 6月から、すっかり夏の様相。 早々の夏バテはなんとか回復したけど、 この蒸し暑さはすごいなって思います。 いやになっちゃっている人々も多いのではないでしょうか。 明け方前によく目が覚めて、首筋が汗でじっとりしている。 窓を開けているのに風が全く行き来してない。 でも、体のために冷房は入れたくない・・。 そうして始まる一日、というのもぐったりしちゃうものなので ここで「でもこういう湿り気の多い季節もなかなかいいもんだ」 と思えるように記憶を探ることにしています。 そこでいつも思い浮かぶのが 何年か前に見たトラン・アン・ユンの「夏至」 と言う映画。 あの風景を思い出すことにします。 ![]() ![]() いい映画だったなぁ。 僕は映像演出の仕事を長くして、先日も「おはようさよなら」 なんていうショートフィルムを撮ったりしているけれど、 映画のことには疎い方です。 それは見る映画があまりにも片寄っていて、 一般論としての映画はいっさい語れないからです。 ただ、たまたま見た「夏至」はぞくぞくした。 ベトナムのあの、湿度に満ちた都市や自然の中で息づく 女三姉妹の生き様に なんだかアジアのやさしさみたいなものを感じました。 やさしいんだなぁ。軟水的やわらかさだろうか。 雨がきれいに撮影されている。 画面の基調は青と黄の補色関係でうまく統一されています。 家の中は暗く、外は明るい。窓は常に開け放たれていて 朝は早く、人々は外に出て思い思いの食事をする。 トラン・アン・ユンはその中身の半分が フランス人らしく、映像基盤は欧州のラティチュードの中にあって 暗部が絵画的です。 オープニングタイトルバックに流れる ルー・リードの「コニーアイランド・ベイビー」もすごくいい。 僕はアジア人だから、こういう映像を見ると 理屈ぬきに安心する。 そして、安心しながら同時に思ったことは、 「どうして同じアジアの日本で、こういうきれいな湿度の映像は撮られにくいのか」 という疑問でした。 そうでもないのかな? 僕が知らないだけか?? 僕は雨の映像、というと、邦画の場合すぐに 「羅生門」を思い出す。あれはあれでなんか凄すぎて きれいとかどうとかを超えた精神的映画でした。 雨、それも土砂降り。今、急に崔洋一監督の「血と骨」の 親子の格闘シーンも思い出した。あれも土砂降り。あれ、よかったな。 でも、晴れたり降ったりがきれいなものは少ない気がする。 「夏至」の冒頭、三人の姉妹が両親の法事のため 朝からさまざまな食材を裏庭の水場で仕込むシーンがあります。 そこが、息を飲むほどきれい。 女性がすごく美しく健康的に撮られています。 ![]() 昔、って言うほどもないけど 「青いパパイヤの香り」を 撮った監督は、すごく腕を上げたのだなぁ と僕は感心して 「夏至」を見た記憶。 あんな世界のように、この蒸し暑い日々を 感じてゆければ、日本の梅雨もまたよし、ということにはなるんじゃないか。 そういう、なんていうか、暮らしの知恵? そういうの、大事ですよね。 なにかというとこの頃は、働きにくくなった頭ですぐに 「オンダンカオンダンカ」って片付けちゃう癖みたいなものができてる。 でも、昔の日本は今より蒸し暑かった気もするんです。 ついこのあいだまで、地下鉄には冷房が入らなかったんだから。 そこで毒野は取り出しましたよ! なにかって、そりゃ、もちろん扇風機。 ![]() ![]() ![]() ![]() この夏にも控える国際フォーラムB1KIDSステージにて演じまする 我が創作紙芝居パフォーマンス・テル&銀次+うさ「早寝早起き朝ごはん!」の シナリオ加筆作業とともに、バンド相方のDTと、オープニングの新曲 「朝ごはん食べろ」を特訓中の毒野は、扇風機パワー全快でこの夏に 立ち向かおうとしています。ぶーーん! ![]() ![]() それでまぁ、ちょっと疲れたら「夏至」でも見てね。 そうそう、かの「ノルウェイの森」は去年トラン・アン・ユンが撮ったのだそうですね。 それもつい最近知りました。 ホントに、流行りの映画のこととか、うとい。いかんなぁ・・。 本当に片寄っていて、迂闊に映画のことなんか口走れませんが、 ひとつ大目に見ていただいて、そうだよ「夏至」な気分で生きれば いいじゃないか、と自分をめぐる風景に少しでも彩りをほどこしたく、 ぼんやりしたこの頭に自ら刺激を送るブログでもあるのです。 失礼いたしました。 受け流してもらえれば幸いついでの、こちらのブログなども西荻路地裏通信 8月までのご予約の方、割引きキャンペーン実施中! ![]() ![]() ▲
by fujita929
| 2010-07-03 13:12
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