by fujita929
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お正月はなかった。 と言うか まだ、ない。 三が日、CMのコンテを書いていました。 いつもどおり、家族は家内方の実家へと行ってしまうため 僕毒野藤田は西荻にひとりです。 お雑煮も食べていない。 ただ、こういうことはいつものことで、特に今年お正月自体短かったから それこそ本当にNO賀正な日々が続いています。 NO賀正なんてなんかヤだな。ノウザショウみたいな響きだし。 でも、本当にまだ毒野には正月が来ていない。 それで他に何をしていたかというと、以下のことである。 コンテがアップすると、当然のことにようにそれが ロケハンなんてものを導いてゆきます。 この寒い東京や近郊のあちこちをスタッフたちと回る。 どうしてかわかんないけど、今年はみんな寒い寒いといいますね。 実際、寒く感じる。年も関係あるかな、と思いますけんど。 「えー?!!フジタさんモモヒキはいてねーの??」 スタッフの一人がそう驚いた。 「はいてねーよ」 「若ぶってね?」 「履くといいのか?」 「なしで考えられね」 こういった、非常に簡略化されたやりとりが戸外で続く。 寒いとコトバが短くなる。そうそう。房総なんかの漁師は 船の上で実に短いやりとりをする。あなたとかおまえを 「わ」とか「に」とか言う。「わ」は我から来ているそうで 「に」は「お主」がなまって「にし」となり、ついには「に」まで 縮んだ。これ、本当のことだそうです。それでなくても海の上は 言葉が聞き取りにくいですから、命を守るためにもそうなる。 僕たちはCMで自らの命を支えている(おっ。かっこいい) それで、ムービーヤローは言葉も短くなっている(うそ。) ともかくも、 寒い早朝にどやどやと眠そうな男女たちはロケバス移動します。 ロケバスの中は暖かいからついつい 「どこそこのプロダクションにこんな制作がいてさぁ」 みたいな話になる。 「そいつがタレントの〇〇さんの顔前でカチンコ叩いて怒られてた」 みたいな話をして、暖を取る。 ロケハンの合間は、様々な打ち合わせと オーディションです。 なーんと、この年末年始で 毒野藤田はモデル舞台俳優知人子役を合わせて100人ぐらい オーディションした。 ロケハンしてはオーディション、ロケハンしてはオーディション。 でまぁ、僕のオーディションはなんでか30代40代の女性が多い。 そういう人々を沢山オーディションすると、 年始、ということもあってかオーディション会場が同窓会のようになる。 というのも、毒野藤田はその人たちを過去さんざんオーディション させていただいたからでして、 「わぁ!フジタさんだぁ!10年ぶり!?」 みたいなことは、ざらに起こります。 ずーーーっと落とし続けている方だっていらっしゃるんです(すいません。) でもさ、僕が最終的に落としているのではないんですよ(言い訳)。 だから、毒野フジタは出来る限りオーディションには立ち向かうのです。 そうしてそんな綺麗でエレガントなあなたを落とし続けるのかもしれない。 そんな中、 小さな出会いがありました。 「最近ギターを始めました」 「どうして始めたの?」 「やさしくなりたいという曲が好きだから」 「おっ? 斉藤和義だね。家政婦のミタ?」 「そうです」 「それ、ギター弾いて歌うの?」 「単音でメロディを弾きます」 「そう。他には?」 「あとは、チャルメラです」 9歳の女の子は、お父さんのギターを弾いている。きっとお父さんは忙しくて 自分のギターを弾いていないのかもしれない。 なかなか、お雑煮とならない。 雑煮より芝居を取ってしまう。 昴ザ・サードステージ 「暗いところで待ち合わせ」 を拝見いたしました。 原作・乙一 脚本・秋之桜子 演出・寺十吾 二幕構成のミステリィ舞台。 一幕最後、僕は泣いた。 涙を堪える、ということができませんでした。 その涙の理由が、自分でも上手く解らない。 盲人の若い引きこもり女性を主人公に据えた、 現代のいじめという社会現象に真っ向から立ち向かった力作。 ひどく悲惨なオープニング、そしてどこか不気味で抽象的な 舞台空間。生で奏でられるアヴァンギャルドなチェロ。 しかし、その長い舞台の第二幕は、 その装丁とは裏腹の なんとも暖かい人の心を描き出すのです。 ミステリィはそのための手法でした。 2時間半。見終わって毒野はぼんやりと池袋駅まで歩きました。 ほら、泣いた後というのは脳が上気している、あのかんじ。 そして「オレの日常ってなんだ?」と その歩の進むごとに自己嫌悪とも呼べるような敗北感は少しずつ少しずつ・・ うーさみ。 寒いなぁ。短い言葉しか出ない。 優れた舞台とは、一面、つくづくと嫌なものです。 七草粥も出てはこない。 撮影も始まってしまったし。 スタジオはタングステンライト ということもあり、ちょっとだけ暖かい。 撮影も始まったんですが、週末のガッコーもまた始まりました。 ガッコーの方は、僕受講生ですから、お弁当を持ってまじめに 榊原病院心臓内科循環器系センセーの話を聴いているわけです。 ノートも必死に取ってます。 「口角は、こう上げる運動だけでもいいのですね。 笑うと免疫力が上がると言われますが、それは本当で、 事実こうして口角や頬を上げる運動だけでも、 脳というものは習慣として反応しまして、 身体に必要な酵素の分泌は促進されるんです」 へーーー。そういうもんなのか。 「ですから、自然と自分が喜ぶことは積極的に習慣化して、 どこか笑顔の多い人生に導くといいわけですよねー」 チャルメラだな。ピロリ~ロリ、ピロリロリリ~♪ 「自分が楽しいと思うことをやってください」 わが仲間、バジリコFバジオ新作舞台 「愛と平和。」駅前劇場にも行ってきました。 佐々木さん、こちらも力作です。 しかも去年暮れ、作家の佐々木さんは権威ある賞まで受賞しました。 おめでとうございます。ぱちぱちぱちです。 今シモキタにてやっているこのバジリコの世界は まったく本当に彼らが好きで作り上げた「好き」だけの世界。 その一切休むことのない 「思い込みという名の情熱が笛吹きケトルを爆破する」 2時間の快作です。 三枝さん、武田さん、実にいい味出してる! 羨ましくなる人は沢山いるはず。特に30歳になってたら観るといいな。 僕はそう思う。このスタートは、なんてったって完全ゼロからなんですからね。 そこが励まされます。23日月曜19時までやっています!! 舞台はつくづく、いろいろと感じさせてくれて そろそろ年越しそばあたりかなー。雪まで降ってきました。 やっっっっxxとブログ書けた。 「オレ、モモヒキなしの人生ありえね」 モモヒキ履けばもう少しやさしくなれるのか、タカスナ? 忍び寄るこの寒さに裏側で泣いているのは君のやさしさ西荻路地裏通信
by fujita929
| 2012-01-21 19:34
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