by fujita929
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木村充揮さんの新しいCD KIMURA SINGSの 2枚を聴いています。 いいですね。 一枚はナット・キング・コール もう一枚はビリー・ホリデイ。 ここはもう「元憂歌団」というクレジットは、すでにあまり関係なくて、 ひとつの魅力的なジャズシンガーの世界が広がっています。 おっと、そのベーシストはUb-Xの井野信義さん。大御所ですね。 「MOON CALL」(ナット・キング・コールカヴァーの方)の 一曲目はSMILE。 そういえば、今度の細野晴臣さんの新譜「ホソノ-ヴァ」のトップチューンも SMILE、ではなかったか? なんか時代は今、SMILE・微笑みを求めているのが分かる。 僕毒野藤田、そんなに面白いこともない日々にそう思います。 日差しがめっきり強くなって、 うかうかして外に出ずっぱりでいると日焼けしてしまう。 そんなシーズンになっていますが、別に笑いにあふれた日々でもない。 これはだいたい毎年のことで、ちょうど今頃の季節は春霞というかなーんか埃っぽい。 遠くはかすんで見えます。まぁよく見えないその感じは、この脳とよく似ている。 そんな脳で仕事の整理なんかしてました。 と今朝方、新聞取りに出た玄関先で、 特に何の世話もしていない家の鉢植えの、放っぽらかしな一年。なのに ジャスミンの花がひとつ咲きました。一年ぶりの小さな再会・・・ しゃがんでよく見ていると、そこには綺麗な褐色の昆虫もいる。 カミキリ虫の小さい形をしている。 そういえば先日草刈りをしたら、ちっぽけな地面の雑草刈っただけなのに、 いろんな虫と対面した。草取りは疲れるんでその後一日はぐったり。 草むしってそんな面白いことはない。にこにこやることじゃない。 けれどその翌日、その虫を狙っていつもは来ない野鳥なんかがやってくる。 野鳥は、毒野の存在を意識はしているんですが、 さっと虫をついばんではいなくなり、またそのうちひょこひょこ飛んできます。 そういえば西荻にもツバメがやってきました。 野鳥たちはつくづく働き者ですね。 僕は別にSMILEってほどじゃないけど、 そういった小さい自然をかすんだ脳で眺めている。 別にそんな面白いことじゃない。でも 毎年毎年きっと、おんなじことは繰り返されている。 それは、本当にほっとすることです。 木村充揮さんの歌声は、ほっとする。 それはまるで、 毎年きちんとやってくる季節のように、なんの変哲もないのだけれど そこにひとつ花が咲いて、そのことに気づいた主の 別におかしくもくそもねぇや、と思って生きている毎日を ちょっぴりだけなごませてくれる。 花が咲くと、そこに虫が集まりせっせと花粉を漁り 今度はその虫を狙って 働き者の野鳥は雛鳥のために集まってくる。 そういうことはこれからもずーーっと続いてほしいと思う。 KIMURASINGSを二枚聴いていて そんなことを考えました。 自家製ハンバーグを作ることにします。 春はお肉がおいしくなりますね。 合びき肉には毒野の場合、たまねぎは生で。 粗めのパン粉は豆乳でひたしてツナギに。 塩、胡椒、ナツメグ、よくこねて、少し置いて・・ テフロンフライパンでゆっくり焼きます。 仕上げは中濃ソース&粉コショー&赤ワインを手鍋でさらっと煮込んだ ハンバーグ・ソースを用意すること。 サニーレタスもおいしい季節。どっさりと付け合わせ。 ウインナーなんかもフライパンに余った油でよーく炒めて、 もうもこみちもびっくりです。 おっと、すこし笑顔になってきた・・ 別にそんなに面白くもない日常。 でも、もうあの人はどうしているのかわからないなぁ、なんて 寂しい気持ちもあって 野鳥はこの不意の強まった南風を切り裂いて虫をついばむ。 のろまな脳ののろまな行動しか取れないのですが、 そんな気持ちを整理しきれないでいる、外はもう初夏。 僕はツイッターとかも出来ないし、ここにこうしてブログを綴るのが精一杯。 そんなに人の手も借りられないですし、まーだいたい一人でいることが多い。 という訳で人生そんなに面白くなくても、 なんとかやってゆかねばなぁと、 またKIMURA SINGSを聴いてDOKUNO LIVESであります。 すごくいいCDです。 停滞前線の位置など見るもやはり望む晴れ間よ西荻路地裏通信
by fujita929
| 2011-05-19 15:21
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