by fujita929
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ご報告まで。 知人より問い合わせがありましたので。 私、毒野キノコ自身は ツイッターをやっておりません。 あしからず。 ♪ 先日、三軒茶屋は世田谷パブリック・シアターにて 二兎社「かたりの椅子」というお芝居を拝見させていただきました。 2時間半におよぶ、永井愛氏の力強い筆致がさえる大舞台。 行政の、内容は棚上げした「文化事業振興」を揶揄し、そこにからむ利権を痛烈に批判した 問題作です。 主演の竹下景子さんが、そして取り巻く俳優陣がどの方も熱い。 このパワフルな日常劇に毒野久々うなっちゃいました。うーーむ。 戯作上のアイロニーとしては、 文化事業助成などの面からして ぎりぎりの、 内角低め速球ストライクですね。 いやー、そこが感心しちゃった。すごいな。 そして、やっぱりなんといっても、小柄な竹下景子さんがアイドル的に 可愛い。ちょっとカッコ悪かったりする。そこがすごーくいい。 あらためて、舞台って役者だなぁ、と嘆息がもれました。周りのベテラン陣も 生き生きとしていて、結論が悲劇的なところも社会派のプライドを感じる。 舞台は社会にむけて何かを投げかけようとしている・・。 たとえ小さなことでも、そういう姿勢ってーのは 大事ですよね。こういう不景気な時代にこそ、その辺 痛切に響くもの、あるよなー。劇場を後に、なんか 毒野なり少しだけ襟を正そうと思いました。 毒野、弱小ギャラリーのリーフレットリニューアルです。 これが二年ぶりだけど結構大変! ユージンNの協力を得てなんとか乗り切ります。 ラフから初めて、レイアウト構成のち写真データセレクション、 それを具体的にフィニッシュへとデザインして 今日ようやく印刷屋さんに入稿が済んだ。 それから、作品集の追加、新作ショート「おはようさよなら」の映画祭エントリー、 音響効果カンパニーオンパさんとのリンク(ありがとうございます!)、 のびのびになってた色鉛筆画仕上げ、めちゃくちゃに散らかった資料の整理、 いらない写真データ削除、家じゅうのゴミ出し、DVDクレジットプリント、 それに次々と発生する家事手伝いなどなどこなすのですが、 ヤレヤレその最中、気温は上がったり下がったり激しい激しい。灯油を出したりひっこめたりだ。 めんどくせーーちくしょー。 今年はどーなっちゃっているのか??? そんな気候のせいか、 この4月上旬、キャベツが不作気味であんまり出荷がよろしくないそうな。 でもって、高い。カナシーなぁ・・。半切りで、「えーーっ?!」てかんじ。 毒野はある朝、今年の夏も関わってゆく国際フォーラムB1大ステージ 「キッズフェスタ2010(仮題)」での、食育激烈紙芝居のテーマ曲 『朝ごはんの歌』を考えていました。考えながら、 ものを考え出すというのは、つくづく朝ごはんが大事だーって痛感する。 そんときボクは腹減ってた。だから、ぼんやり脳がゆらゆらしている。 食べてないと、何も出てきやしない。ブドートーがノーから消えてるのがワカル。 脳が腹ペコなんだ。だからイカンイカンとばかり、なんか食う。 そーすると何かが出てくる。自然に出てくる。 まさにそこに産まれた歌は、僕毒野の、みみっちいながらソーサクにおける本質的感想でした。 ♪「朝ごはんたべろ~」♪ 食べるってことはつくづくつくづく、しみじみと、大事なんだ。 一日とはそうして始まるんです、きっと。悩むにしたってなにするにしたって。 ♪ でまぁ、キャベツですよ。キャベツというのは実においしい。 毒野は去年の暮れ、仕事仲間の某プロデューサーと連れ立って 銀座ガード下にある「銀座チャンコ」に出向いたのです。 そこで毒野が初めて食べたキャベツチャンコは素晴らしかった。 初めての経験でした。 キャベツってこんなに旨い鍋になっちゃうんだって、あらためてガ-ンと来た。 それも芯というか、あの堅いところ、野菜炒めだとついつい避けて捨てちゃうところが ほっこり旨い。まいったな。捨てるところがない。キャベツ自体から出てくる ふんわりした風味がその鍋全体を包み込んでくれている。 コブ系だしに鳥のモモ肉と、いわしつくねを入れて煮て、それからあとはキャベツをどっさり。 基本がこれ。そこにお豆腐、春菊、にらなど入れてゆく。好みで、ぎんだら、かな。 とにかくあんまりいろいろは入れない方がいい。味のまとまりはその方がいいのです。 そーして。 とにかく、このほっこりキャベツとほっこり鳥が「特製つけダレ」に合う! つけダレに葱をたっっぷり入れて、すぐさま頬張る。うーーー・・・。 この特製つけダレは、だし&醤油みりん砂糖、それににんにくで作ってる。 これ、命です。 うめーー・・。 葱は鍋には絶対入れない。このつけダレにどっさり入れる。 欲を言えば、サイドオーダーで、鯵のたたきなどの突き出しがあると オヤジさのよいよいである。ビバのんのんだ。 で、あんまり美味しいから僕はよく記憶して、 家に帰って再現した。名づけて「西荻亭チャンコ」。 あの「銀座チャンコ」のような薄いアルマイト鍋(いやー欲しいなアレ)はないけれど、 西友にあったテフロン浅鍋970円で上手く行ったぜ首尾上々!! これ、ホントお勧め。 キャベツって春そのもの。何の料理にも合って食卓に春を呼ぶ。 そんな春キャベツくん、早く元気になってほしい。安くなってほしい。 もうすぐこんな厳しい寒暖を乗り越えて、西荻までやってくるであろうと 心から期待しているのです。 気軽に食べられるということはホントに大切。 別に贅沢をしようというんじゃない。安くておいしいものを、何も考えず どっさり食べたい。そうしてまたちょっとばかり社会性のある、それこそ みみっちぃかもしれないけど、ささやかな主張を ソーサクしてみたい。 朝は早起きをして、歌を作りたい。 毒野はこの天候不順の春に、そんなことを思っています。 こちら、ブログも西荻的春の、迷いこめり西荻路地裏通信
by fujita929
| 2010-04-15 13:52
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