by fujita929
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本多劇場にて加藤健一事務所の「レンド・ミー・ア・テナー」
観てきました。 主演の日下由美さんからのご招待です。日下さん有難うございます。 この翻訳劇は、オペラ歌手がその大舞台で そっくりないでたちのアマチュアオペラ歌手と入れ替わってしまい、 それでいて公演は大好評のうちに終わってしまう、といった たっぷりアイロニーの正統派舞台オペラ・コメディ劇です。 感心してしまったのは、「誤解」というモチーフで、出演者が二人なら そのふたりが全く違う解釈のもと、ひとつの話題を語り合う可笑しさです。 片方の女性ははオペラ歌手として、 自分の実力を盛んにアピールしてゆくのですが 相手の男性はその女性のことを、いわばただの商売女だと思っている。 だから、女性の言っていることは全て彼には「夜のモノゴト」に聞こえてしまう、 といった誤解の妙です。 それでいて、混乱した騒動は、それぞれのこれまた勝手な「個人的誤解」 によって、収まるところに収まってしまう。それがいかにも演劇的ドラマツルギィ の面白さで、観ていて思わず「くすっ」と笑っちゃうんですね。 そうそう。 それで更にあらためて分ったのは、 一度自分の中に「くすっ」が生まれてしまうと、あとはもう 敵のペースに持ち込まれちゃう、ということです。 テキ、とはカトケン。さすが実力派を揃えぬいた、ツワモノ舞台でした。 それにこれは翻訳劇ですから、日本人的笑いにも上手に言い換えが 出来ていなければならないわけです。そこが過不足なく、下品でなく、 それでいて適度に大雑把で自由ないい感じでした。 ほどよいインテリジェンスっていうのかな・・。 そう。笑いは知的計画性が求められるんですね。 レッド・カーペットを見ていても、エンタでもそのことの原則は 変わらないような気がしています。 そうして、うまいこと「くすっ」の扉を開けられると、そこでまた 新しい笑いの可能性が開けてゆく。そこなんだな。 そんなことをひしひしと感じた「レンド・ミー・ア・テナー」でした。 勉強になったなぁ。手放しに笑ってばかりではいかんいかん。 ここで考えなきゃ。 「くすっ」を計画的に、文章の中で考えるの、本当に難しいです。 楽しくもあるんですけど。「くすっ」は手強い奴。 そこをなんとか、うまく出来るようになりたいものです。 エクスフレア www.exflare.com こちらのブログもご覧ください。西荻路地裏通信 #
by fujita929
| 2008-07-14 14:07
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七夕を過ぎて、
気がついてみるともう一年は半分過去のものとなった訳です。 なんだかバタバタと半年が経過してしまったな、というのが率直な感想。 なんかこの頃急に蒸し暑くなって、 それと共に疲れも一気に出てきた感じですね。 いやだね大人って。 頭がうまく働かないなぁ・・。 ギャラリーにて今田まりさんの描くナツノコドモタチを見ていると、 かつて子供の頃、夏に至るまでのその鬱屈を、 まるでバネみたいにして、その暑さの中に飛び出していった日々が、 思い出されます。 では、この半年間私は何をしていたのでしょう? 鬱屈だけしていたのでしょうか。 そんなこともないのですが、「フジヤン半年何してたの?」って 訊かれたら、「羊毛とおはな」を聴いていたって答えるでしょう。 LD&Kさんから送って戴いた視聴盤でしたが、去年の11月から こんなに頻繁に聴いたCDは他にないのです。 千葉はなさんと市川和則さんの二人組。ボーカルが千葉さん、ギターが 市川さん。今は「こんにちは」という、バンドアンサンブルをあしらった メジャー正式デビューCDがどこでも売っています。でも僕が半年間 ことあるごと聴いていたのは、その前のギター&ボーカルのみの 「羊毛とおはな・LIVE IN LIVING ’07」です。 初めは「ちょっと、UAっぽい声だな」って思いましたが、やはり タック&パティを想わせる(古いね!)そのシンプルな二人の 世界にすぐに引き込まれたのです。 何気なくて、それでいて心を落ち着かせる奥行きに満ちた歌声。 イイとこついてるガットのミュート、ピッチカート、ハーモニックス、6弦のうねり。 何度この一枚に救われ続けた、我が世の冬・・は大袈裟か。でもさ、 ホントよく聴いてます。車の中でかけるのは、まずこれにしてた。 そうしてね、半年なんて、ばたばた過ぎちゃったんです。 TVをつけるとなんか見たことあるようなCM(オレやったよ)と、 夏の電波歳時記的にチューブとか映るんだよね。 あの前田さんて人のお顔見ますと 「げー。もう夏だよ、はえーなー、時の過ぎんの!」って 毎年思ってんですよ。きっと毎年毎年そうだ。前田フェイスなシーズン。 夏に向かって、走り出そう!ってあの顔が言ってるが。うーん・・・・・ まぁ、今年も何とか半分つんのめって生きてはこれたし、それは 「羊毛とおはな」のおかげです。 少年、押入れから麦藁帽引っ張り出して、そう、鬱屈もあったであろう その時間をエネルギーに代えるべく、でもまぁ、ここから急に前田には 行きにくく、そうそう、ニューリリース「こんにちは」で少し賑やかにしてみましょう。 羊毛とおはな、お勧めです。 「夏におはよう!」今田まり展は10日木曜日まで。 エクスフレア www.exflare.com こちらのブログもご覧ください。西荻路地裏通信 #
by fujita929
| 2008-07-08 21:04
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と言ってもね、キューブリックの話ではなし。
なんでか、行きがかり上、ショーパブのコント演出をやることになりまして・・。 スケールが小さすぎて、自分でもカナシーな。でも、まぁ立派な宇宙を プレハブ住宅的には創ろうと思っています、ひとりでね。 10分ほどのシナリオを書いて、とある二人組に持っていったら 「演出まで関わって欲しい」と言われ、じゃあやろか、と話は決まり・・。 歌舞伎町のとあるパブ、みんなが勝手に食事をしたり酒飲んでる中、いきなり 小舞台で始まるショートコントってやつです。 もちろん、これ、お金のモノゴトではないんですね。 手弁当。 僕が好きで始めてしまった話です。いやだったらシナリオなんか書かないもんね。 人を笑わせる、というのは文章の上で計画するのがつくづくむずかしいので なーんかやりたくなります。でまあ、今通し稽古の立会い、となってその「間」の 生み出す笑いというものと戦っているわけです。 小宇宙を持つ、小空間。小さな短い舞台。つまらなかったら無視されるだけ。 前回、ちんけな利休の気分にひたって「童心居」のことを書きましたが この小空間に小宇宙が宿るのかどうかが分かれ目なんだと思います。 現在のSD4対3というのも、考えてみたらこじんまりとした小空間ではあります。 テレビっていうフレームは空間設計的にはまとまりきっている。それが16対9となっても 本質的には小空間的バリエーションでしょうね。・・問題は宇宙がその見上げた 空にあるのかということ。 人を笑わせるのって、ホントむずかしい。でも避けては通りたくない。 人間、小さな家に住み、小さな乗り物に乗り、小さな船出を毎日している。 そう考えると、どうしてもその小さいモノゴトの中で空を見上げて空想するでしょう。 「あーーもっと金がほしいなぁーー。それにはどーしたらいいんだー」って。 手塚治虫が漫画家の助手時代、トイレに入って少しずつ眠ったそうですが そこからがきっと何かの始まり、と思えばトイレも原点と言える。あんな天才でも トイレでそっと休んでサボって、そっからまたちょっとして 背景ベタ塗りの旅へと船出する・・。そのお便所の天井の宇宙。 住み込みアシスタント時代の土門拳が、仲間がみんな寝静まったころ、 押入れに半身だけ突っ込んでそこに電気スタンドだけ持ち込み、 スタジオにあった写真関連の書物を読みつくした、という話は有名です。 「寝床大学」とのちに冗談交じりで語られた、その押入れの天井宇宙。 僕が毎日乗っている中央線の、その走る軌跡を見上げた梅雨時の、 なんとも鬱屈した曇天宇宙・・・。うーーーん。 でも直後、一人想像して、くすっとする。 その思い付きを立ったままメモ書きに書き付けて、今日もいざ!稽古場へ。 行ってきまーーす!2008年小宇宙探しの旅。 エクスフレア www.exflare.com こちらのブログもご覧ください。西荻路地裏通信 #
by fujita929
| 2008-06-30 10:30
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以前、西麻布の和風お肉料理酒処「どてや」さんのことを書いて
小さな城と称しました。 話は城から飛躍します。 井の頭公園の中に自然公園や淡水水族館などあるのですが、 その敷地の中に野口雨情が詩作のため過ごした小さな家が 移築されています。童心居というその庵は、畳八畳ぐらいの、 たった一間の本当に小さい日本家屋です。 ホントに平屋の畳一間に縁側があって、小さい庭が囲んでいる。 たしか、茶の湯生け花の会に、一般貸しもしていたと思います。 たたずまい。そういう言葉がとても相応しい。 これ、僕、好きで好きで仕方がないんです。そこで暮らせたら どんなにかいいだろうって想像します。将来ジーさんになるころに こういうちっぽけな、それでいて高貴につましく独立している住まいに 住まえたらどんなにかいいでしょう。 そういうことを、時々空想したりしませんか? 小さいところがいい。小さくてもその飄々とした存在感。 利休は最終的に畳二畳に宇宙を見たといいます。 そんな大層な思想はないけれど、僕はこの一間城の畳に寝転がり ピンク・フロイドの「エコーズ」を聴きながらビール飲んで昼寝したいな。 それが、夢だな。一間城小宇宙は海の近所がいいなぁ。 疲れていると、そういうことを徒然なるままに想像してしまって、 カット割りやらセリフ割りやら、コンテが遅れちゃって・・・・、 イカン、イカン、です。 でもね、ホント、いいんですよ、童心居。誰かに見せてあげたい小宇宙。 今度、時間作って、写真撮ってこよう! エクスフレア www.exflare.com こちらのブログもご覧ください。西荻路地裏通信 #
by fujita929
| 2008-06-16 19:53
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ザ・バックホーンの武道館ワンマンLIVEに行ってきました。
KYO-MEI LIVE「裸足の、夜明け」。 結成10年で小さなライブハウスからとりあえず武道館まで 到達した福島出身のロックバンド、そのステージは本当に いつもと変わらないものでした。 開演前に会場を流れるドアーズの曲、アラバマソングだったか、 そのふいのカットアウトとともに 全ての照明が何の予告もなくいきなり消え暗転。 突然の巨大な闇の中で、大きなどよめきとともに一気に高まる緊張感。 来た来た!久しぶりの、ロックらしいオープニングです。 「おっ、いいぞ!」って、久しぶりに来ましたよこの感じですROCK好き。 そして、それから始まったステージはいつもの彼らの 熱くストレートなパフォーマンスでした。 ・ ・ Tシャツにジーンズ。ステージに特殊造形やセットがあるわけでなし、 ライティングエフェクトだけの、ホントにいつものステージ。 そこはただの、8ビートの聖域。 ラストナンバー「キズナソング」のみ、バックに20余名の 弦楽オーケストレーション登場という演出はありましたが それ以外は、いつもと変わらぬ彼らの、あの荒削りなロック・カオスです。 つまり、ここは、飛び抜けてどでかいライブハウスになりました。 1万人を収容できるライブハウスはなかなかありませんね。 ・ ・ ステージでのバックホーンのアクトは、格好悪いもので、 MCのキレもなく、実に野暮ったいかぎりなのです。 気の利いたところがまるでない。福島なまりは抜けないし、 歌は殆ど日本語だし、イエーってのが、ない。 それは、うそをつきそうにないその辺の兄ちゃんが奏でる命のROCK。 でも、それが、あるひとつの若者の今であって、胸に染み入ってくる。 どう見てもJ-POPといったカテゴリーとは正反対の、 かさぶたを剥がしたような痛みのある山田将司の歌声が 1万人の心を揺さぶっていました。 強烈にうるさい音響の中、多くの若い人がその目を赤くして泣いていました。 その、ステージに向けてまっすぐ伸ばされた素手は、ひょっとしたら こんな時代の中で「正しいこと」を摑もうとしているんじゃないでしょうか。 マサシの伸ばした手と、 その叫びに向かってその腕を伸ばす者たちの KYO-MEIライブ。 この、やたらと大きなライブハウスでの感想はそういったものでした。 外へ出れば、東京は少しだけひんやりとした、梅雨。 エクスフレア www.exflare.comこちらのブログもご覧ください。西荻路地裏通信 #
by fujita929
| 2008-06-10 10:10
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