by fujita929
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遅ればせの報告ではありますが 明治安田生命震災復興ビデオ「アドバイザーの記録」2013が 映文連アワード2015にて社内コミュニケーション部門優秀賞を受賞いたしました。 ITVA国際企業映像フェスに続き二つ目のご褒美でした。 それにしても・・ もうあれから5年が経ち、そうしてつい先日の熊本地震。 日本はまさに災害国なのだなぁと思うと、過密を極め続ける都市に 一抹の風が不安によぎってゆきます。 一日も早い九州の復興を願っております。 ・・・ そんなある日、とても奇妙なイメージを釣り上げることとなります。 あのプリンスが他界されたという知らせ。 それはどうも本当のことのようで、 メディアでは御多分よろしくもうその遺産の法廷闘争とかいう話題... 本当なのか?と思う。 本当、とはなんだろう。 手元にLPが一枚あってデザインがなんともダサくまとまっていて 好き。 85年に買って、 まぁブログ再開のオカモトがまだフジタで毒野でもなかった頃 よく聴いていたんだけど、 同い年で同じく小柄ということで僕はプリンスがなんとなく 気になってた。 ちなみに同世代でプリンスが好きで聴いているという知人はいない。 どういうわけか出会わないまま今日まで来た。 そのLPを買った85年ごろとあるアメリカ人と食事した時 彼はプリンスを片言の日本語で「なんていうの・・うーん。キモチワルイ」 そう言った。僕は「へーー!」って思った。 当時まだ黒人でバイセクシャルなイメージっていうのはあんまりなかった。 デビューからナルシズムの黒い貴公子みたいなことを 言われていた。でも実際のその音楽は一貫して端正。 そのうちショービジネスの常でなんだか大掛かりになって聴かなくはなったけど、 なんかどっかダサい感じが いつも気になっていました。 その彼が 自宅であるペイズリースタジオのエレべーターの中で ある日突然一人死んでいたという。 この 「エレベーターの中で一人で死んでいた」 という風景はなぜかイメージできた。 それがとても困る。 困っている。 そんなものは釣り上げたくはなかったのです。 そんなプリンスは どこに帰属していたんだろう。 そんなことを思う。 彼は57歳でいろいろ得てはいたが どこに帰る人であったろうか? 無理はしても やっぱり年を取れば口角は自然に下がり 皺も増え、肌にはしみが出来て汚くなる。病気にもなるし 人の名前も出なくなる。 普通は仕事もなくなり、友人にも疑心暗鬼 すべての物事はほとんど萎縮へと向かう。 高いヒールを履いたってダメだ。 でも彼もいつだって高いヒールを履いていたと思うし いつも音楽的には先進的で、そのくせジョニ・ミッチェルを リスペクトしてやまない。その彼女もまた病魔に倒れ 85年からの日々は譬えようもなく様変わりした。 みんながみんなキース・リチャーズみたいには笑って年を取れない。 そのことが僕はプリンスを思うときいつも付きまとっていた。 そんな貴公子はエレベーターに帰った。 どうもそのことは本当みたいだ。 その風景はあまりにもイメージしやすかった。 そうしてその同い年で小柄な彼の帰って行く先は 本当はどこであるべきだったのかを これからイメージしようと試みている。 ただ、それを釣り上げるのは難しいな。 プリンスはそういう道を選んだ人であったと思う。 果たしてこの人はどこに帰るのだろう。 そう思わせる人はいる。 その典型で、それ以上は推察の余地を与えなかった。 そのことが凄い。 あんなに小さくともそのこころざしは巨大で エレベーターなどに入りきれない。 イメージなどと簡単には捉えきれない。 いろいろやって、そのダサい部分もすべて含めて潔すぎる。 怖ろしいまでのエンディングだ。 言葉が上手く見つからないままでいます。 僕オカモトはフジタの頃 プリンスを聴いていました。 ある日その先進的なノンベースのヒット曲に振り返ったんです。 その30年後に津波が来て 誰かはその後その帰属を失い そのことなどまったく関係のないはずの貴公子専用エレベーターは 静かに止まった。 同い年同級生。
by fujita929
| 2016-05-06 15:10
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