by fujita929
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リターントゥフォーエヴァーが 来るそうな。 なんか、懐かしいな チック・コリア。 そう感じた猛暑の駅貼り。 前も書いたような気がするけど、 毒野藤田ブルースばっかり聴いていた頃、 その反動みたいに、このテのジャズをごく自然に聴く経過をたどりました。 その頃(ってもういつだろうかすごい過去) いろいろあって、まぁハービー・ハンコック聴くかチック・コリア聴くか、 みたいなモードはあったんです、僕にも。 もちろんキース・ジャレットもその範囲にいてその後ウェザーリポートのジョー・ザビヌルとかも。 でもって、当時チック・コリアには出遅れちゃって、そこにVSOPなんかも来たもんだから 随分とあとでこの名盤を聴くこととなりました。 と言いながら、その名盤はいつの間にかとうにバンド名になって、また日本に来るそうです。 そして、その後僕は若者から仕事に疲れたオヤジになって、 かの名盤をCDとして買いなおしました。 久々に聴きなおしてみると安心感のようなものがあります。 そうだそうだ、それは大川土手の草っぱら歩いて鉄橋の下、日影に入ったら すごく涼しくて、PVの自主制作も忘れそう。どことなく宗教的に感じた当時の印象は 今やすごく懐かしい。ローズな音色が心にやさしい。 河川敷の日影はとても涼しい。 そういうことは、普段忘れていますね。 そうだ、もうさまざまに、忘れてばかり。 この夏もまた国際フォーラムKIDSフェスタに「現代紙芝居一座」として出演します。 8月15日の午後です。今年で3回目の出演「早寝早起き朝ごはん」。 そのための稽古も始まって、PV自主制作やらとともに進行。蒸し暑い中の、 熱い戦い、だな。そんな折に大きな台風もやってきました。 ロケはこの台風に当たっていたら実行不能でした。 思いついたときにちょっと強引に声をかけて進めました。ご協力の皆さんには頭の下がる思いです。 それで金曜夕方には稽古。これもみんな必死。 ここは鉄橋の日影。幻聴としてのチック・コリア、忘れてばかりの過去。 忘れてばかり、と言えば、ケトルスの「気にしてばっかり」は面白いPVです。 今すごく気に入っています。 そんな話をカゲヤマ女史にしたら 「以前、ライブハウスでタイバンになったことあるんですわい!」 とのこと。なんか縁というのはあるものなのだな。意外と身近だったのです。 そのカゲヤマ女史の歌シーンも撮り終え、久々一年ぶりに女優AOBANも駆けつけて 河川敷はヒートアップ! だが、オヤジ日影で物忘れ。 「オレが忘れたモンは、えーっとなんだっけ・・???」 そういうこと、この頃「気にしてばっかり」 実はオレ、結構トシなんだぜ、みんな。 言い訳ばっかり。 言い訳はいけない、として育ったところはありますが、 こうもいろいろとあって、暑くて脳もぼんやりするような夏は言い訳もしたい。 そうしてのろのろした大きな台風まで来て、フジタ思うことは いっそのこと永遠に帰りたいです。 子供の頃、台風が来るというと、なんだかワクワクした。そういうことも オヤジの疲れは忘れさせてしまうんでしょうかね。 僕は河川敷の鉄橋下で、じーっとしている某俳優を見ていました。 彼とも今回久しぶりに再会したのです。 彼は自分の分を撮り終えると、日影でじーっと無口に体育座りしていた。 その川原は、彼が大学生の頃よく訪れた場所だったそう。 撮影を終えても暑さのためまだ午前9時過ぎ、という時間に、ファミレスに入るなり 彼は「ハイボール!」とひと言。にこやかな表情です。 話したいことはいろいろあるのに、いざ、あまり話せない、という時がある。 それはそれでいいのです。 そんなファミレスで僕らは、しばしの涼を取っていたのでした。 ♪ それにしても、どうして僕はここにいてこうなった経緯を忘れてしまったのか、 その答えはもう考えたくもないようで、 ここから始まることがあれば、まぁそれでいいかなーって思うことにしました。 ・・と、思い至って、 「あっそうか!きっといつも、ここから始まることがあればまぁそれでいいって 思って、それでそのたび大事なことは忘れてきているのだ!」 やっとこのいけない循環に気が着いたのです!! 友人の名思い出せずは永遠の帰りたし場所と似たりて西荻路地裏通信キャンペーン開始!!
by fujita929
| 2011-07-21 13:45
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