by fujita929
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交差点で悪魔に魂を売り渡した男。 このフレーズに、びびっと来てしまう 人は、もう中央線に住むしかない。 二月はとにかく予想の立ちにくい月として 我が毒野キノコの人生を彩ってきました。まぁぼんやりしたもんですけどね。 ショートフィルム「おはようさよなら」40分版をFCPで30分に短縮すると 撮影のリョースKは「フジタさん、パソコン買ってください!」と怒った。 そんなに怒んなよ。買うよ買う買う。買います、新しいの。でもリョースKの マックブックはプロ仕様だから何かと便利で早い。 ボクはそば屋で焼肉丼とたぬきそばをおごった。そこでリョースKは ずずずとたぬきをすすりつつ、この頃の映像業界を憂いた。 そこに彼とボクの交差点が見えた。 ♪ 30分にした「おはようさよなら」は当然テンポが良くなり 謂わば、すごくショートフィルムっぽくなって、そのことは意外!意外! 自分の思い込みなんて、他者から見れば結構無価値なもの。 そのことをボクはこの二月に考えている。二月の交差点の真ん中で考えている。 「FUJITA監督のフィルムとしてリリースする機会は増えた方がいいので むしろその短縮版は、役者として歓迎です」 役者YASHIVAは西荻南口レストラン・アルバⅡにてボクとランチを 食べながらそう言ってくれました。 でも、ボクはさんざん「主人公ユースケの芝居は、しっかり間を取ってください」 と稽古のときから言い続けました。 だからボクは、彼の間合いを切らざるを得なかった30分については 一応オコトワリをしたかった。ま、ま、お昼間からワインを一杯どうぞ。 「どうでもいいけど、ここ、美味いランチですね」 それで彼はすこしずつ酔っていきました。 ある日プロデューサーから 与えられた役どころに自分自身つけた芝居を完全否定され 眠れぬ寝床を抜け出し街をさまよい歩いたある朝について、 彼はボクに話してくれました。 その朝にきっと、彼の交差点がありました。 先日はなぜか、ボクは彼が持っている芝居の講座にゲストで御呼ばれし、 5,6分の小作寸劇を受講生に演じてもらいました。 彼らの芝居はあらかじめ台本だけ彼らに渡していたもので、 芝居の解釈は委ねておくのです。 そこで、彼は受講生たちのそれぞれが解釈した寸劇を眺めておりました。 受講生の皆さんはキラキラとしていて、 ボク毒野はそのまぶしさにあてられながら、 どこか二月の交差点にいる自分を感じています。 それはひょっとして、役者YASHIVAも同じだったのではないでしょうか。 朝の交差点、ふたりして真ん中で。 ♪ 「いや、頼めるのがフジタさんしか思い当たらなくて・・」 そう言うと、イベントプロモーター兼ショートフィルム字幕担当のデトロイトタタミ(DT)は 西荻窪なぎやにて白もつ鍋の立ち盛りにしたニラを崩していった。 それは、3月の7日午後、阿佐ヶ谷区民センター3階にて開催される 『杉並区まちづくり博覧会・音と景観とまちづくり』の西荻窪の部を担当してほしい という要請でした。 って、なにすんのさ?と聞くとどうやら 西荻ってのはどんなところで どんな音とまちづくりイメージなのか20分ばかりトークしてほしい、 といったDTからのお願い。 で、ここのもつ鍋は旨い。 ニラは、そのニラ富士山の姿を、頂上の赤き鷹の爪雪ごとしんなり崩してゆきながら 今まさに食べ頃だ。外は氷雨。店の昭和なガラス戸はすっかり曇って 熱燗はおかわりとなる。 毒野が話せることといえば、そんなにはない。こないだ書いた本のことぐらい(広告) ナノ&モモ、よろしくお願いしまーす。アマゾンこちら。 でも、ちょっとピンと来るものがあったのです。ボクなりにね。 モティーフとして高円寺はロック、 阿佐ヶ谷はジャズ、荻窪はクラシックというのが すでに決まっていて、西荻だけ決まっていないという。 でも、西荻で盛んな音楽って言われても思い当たらない。 西荻はどちらかっていうと、音楽的な町というより・・ おっ、この鳥ササのユッケも いけますね。もう一本熱めで、いきますか? あ。今度久々、戎(えびす)に行って、串カツと葱間に煮込み豆腐なんて、いいですね。 なーんて話していて、そうだ、やっぱり西荻はロバート・ジョンソンだなって 思ったんです。 それで。 天気の良い日に、 西荻駅前半径300メートルぐらい飲食店フォトを200カットばかり 撮りました。それをこれからDTとアイムービーかなんかでOLつなぎして そこに「カモン イン マイ キッチン」をBGに敷いてDVD流そうかって。 それを流しつつ毒野は、西荻って小さい昼寝的都市、 そこのちっぽけな交差点に、熱燗が立って待っていますとかなんとかかんとか・・。 そんなふうに話すイメージが、 ごぼうと共に煮込まれたそのシロモツの甘みにゆらゆらと浮かび上がったゆらゆら帝国・・ それもまた二月。 「いいですね。ブルースですか」 「そう。それもデルタ系ですよ。あ、DTベース弾きなよ。オレ、アコギ持ってくから オープニングは軽い生ライブってことで」 「そうしますか」 「僕らやってて楽しくなかったら意味ないでしょ」 「そうですね」 そういうと、DTはその太い武道家のような眉をぐっとしかめ、熱燗をあおった。 ♪ ロバート・ジョンソンのLPは二枚復刻盤で持っていて、 それをオンパの音効シャチョー、コバPにCD焼きしてもらいました。 すいません助かります。 確か大学1年の時買った代物で、その頃はまだロバート・ジョンソンの本人の 写真は発見されていなかった。録音日時の記載を見ると1936年11月とある。 それから74年後の市ヶ谷は曙町の駅前にある、 中国人のやってる中華料理屋さんで 鶏からあげ定食を南蛮甘酢で食べながらふたり 「ミノルUEKI氏の初めての写真展に行きましょう」 と話していました。 神田は神保町1-1 林ビル3F ギャラリー「SOLARI」に ミノルUEKI氏は『祭り2009』のフォトたちと一緒におられました。 氏は、名だたるライトマン。現在まで数々の名作仕事を手がけられた 広告照明界の巨匠です。 僕毒野もお世話になってます。そんな氏の初めてのExhibition. ソラリは三省堂の前の靖国通り沿いにある交差点の近く。マックの前に行って 目の前のビルたちを見るとSOLARIの赤い旗が見えます。 小さい展示。ライトマンらしからぬ21ミリ開放のモノクローム。 照明というお仕事から離れた場所で、ベッサーにて拾い上げた 小さいお祭りの情景が、神田の古いビルの中にひっそり並んでいます。 アコースティックな時間があります。28日まで13時~19時まで。 なんかここも、交差点の前のブルース。 僕たち中央線のブルーズメンは、しばらくおしゃべりしていました。 二月。 交差点で、悪魔に魂を売り渡した僕は、短縮版のショートに 「他者が言うことの意外な本質」 みたいなことを感じて、 まぁ、自分の本質なんてたいしたものではないのだなぁ、と しみじみしている。 「フジタさん、新しくパソコン買ってください!!」 まぁ、そう怒んなよ。リョースK。まだまだ外は寒いぜ。また、たぬきそば奢るからさ。 こちらの西荻ブルースポートレートなども西荻路地裏通信。
by fujita929
| 2010-02-21 13:13
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